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健康本舗 最新健康法や最新健康食品情報

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砂糖は身体に悪い?必要?

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砂糖、

が貴重品として重宝されていたのは、

昔のこと。

 

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今では、

世間一般に

「砂糖は体に悪い」という説が

随分定着しているように思う。

 


アンチ工イジング医学の専門医の間ではなおさらで、

「砂糖は体に悪いに決まっている」

と思われている。

 


砂糖、が悪者とされる理由は、

吸収が早く、

食べてすぐにガンッと血糖を上げてしまうから。

 


もちろん、

砂糖を食べ過ぎれば

太りやすいという単純な理由もある。

 

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ところが、実は、

砂糖が決定的に悪いということを示す

工ビデンスがいまいち見当たらないことも事実だ。

 


個人的には、「砂糖は悪い」と思っているのだが

(結論を先に言ってしまったが) 、

本当に悪者なのか?

「『砂糖が体に悪い』というのは誤解だ!」

という意見もある。

 


砂糖は本当に悪者なのか、

改めて考えてみよう。

 

砂糖のGI値は低い?

『脳の栄養失調』という本を書かれた

浜松医科大学名誉教授の高田明和先生は、

「砂糖ど誤解されている食べものはない」

と言う。

 


「誤解その①」は、

「砂糖は本当に肥満させるのか?」

という疑問。

 


砂糖は、

ブドウ糖と果糖でできている。

 


砂糖のカロリーは

1グラム3.87キロカロリー。

 


これは、そば粉や米、

小麦粉と同じくらいだ。

 

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つまり、

「砂糖には肥満させる魔術的な力はない」

と高田先生は言う。

 


「誤解その②」は、

血糖値の上昇について。

 


これこそ砂糖が悪者扱いされる所以だ。

 


肥満などに最も大きな影響を与えるのか、

血糖値を高める食べ物。

 


白いパン50gを食べたときに

上昇する血糖値の度合いを

「100」としたときに、

同じ量の食品を食べたときに

どのくらい血糖値が上がるかを数値化したのが、

GI値。

 


つまり、

血糖値の上がりやすさを示す指標だが、

砂糖のGI値は「88.5」。

 


白米、そば、

パスタ(いずれもお)高いけれど、

白いパン(100)よりは低い。

 

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砂糖は、食べてすぐに吸収されるため、

血糖値が高くなるのが早いが、

「その後の血糖値の上昇は抑えられている」

と高田先生は説明する。

 

ブドウ糖不足が糖尿病を招く?

「誤解その③」は、

砂糖と糖尿病の関係について。

 


砂糖の摂りすぎが

糖尿病を引き起こすと言われる。

 


今、糖尿病患者は急増中だが、

その一方で、砂糖の摂取量は昭和40年代以降、

どんどん減っているのだ。

 


では、砂糖の摂取量は減っているのに、

なぜ、糖尿病患者は増えているのか?

 

 

その理由として、

高田先生の説明はこうだ。

 


日本人の場合、

「痩せているのに糖尿病」

「太っていないのに糖尿病」

という人が結構多い。

 

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なぜ痩せているのに糖原病になるのかと言うと、

ブドウ糖が不足していることこそが原因である。

 


つまり、

「ダイエットなどで過度にブドウ糖摂取を制限すれば、脳は対抗策として、細胞がインスリンに反応しないようにして、脳にブドウ糖を確保する」。

 


これが、

インスリンが効きにくくなっている

(Hインスリン抵抗性)正体だ、

と。

 


ブドウ糖は脳にとって重要な物質。

 


砂糖は、ブドウ糖と果精でできているのだから、

やっぱり重要。


果たして、そうか?

 

肥満も痩せの糖尿病もカロリーの摂りすぎ

「砂糖だけが悪いわけではなく、

他にももっと悪いものがある。
しかし、砂糖が他のものに比べて特に良い、

あるいは医学的に特に推奨されるということはない」

 

 

これは、

メタボエイジングの概念の提唱者として知られる、

慶応義塾大学医学部腎臓内分泌代謝内科教授の

伊藤裕先生の言葉だ。

 


ここからは、

砂糖も含めた糖類(炭水化物)は良くないという理由について、

伊藤先生の考えを参考にしながら紐解いていこう。

 


内臓に脂肪が蓄積し、

高血糖や高血圧、

脂質異常のいずれか2つ以上をあわせもった状態を

「メタボリックシンドローム」と呼ぶ。

 

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メタボリックシンドロームによって

引き起こされる動脈硬化が進行すると、

心疾患や脳卒中などを発症するリスクがあるため。


メタボ対策が国を挙げての一大事となっている。

 


メタボはなぜ起こるのかと言うと、

あまり知られていないが、

脂肪細胞の働きが関係している。

 


脂肪細胞は、

単にエネルギーを貯蔵しているだけではなく、

「アディポサイトカイン」

と総称されるいろいろなホルモンを

分泌する役割も担っている。

 


ところが、内臓脂肪が増えると、

アディポサイトカインの分泌異常が起こり、

耐糖能異常や蜘圧の上昇、

脂質異常がほぼ同時に起こる。

 


これが、

メタボリツクシンドロームの正体だ。

 


では、なぜ、内臓脂肪が蓄積されるのか?

 

イコール、なぜ太るのか?

 

 

答えは簡単で、カロリーを摂りすぎるからだ。

 

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自分の生活を振り返ってみてほしい。
食べ過ぎたら太る。
ごくごく当たり前のことだ。


統計を見ると、戦後、日本人の。
平均。
摂取カロリーはあまり変わっていない。


しかも、炭水化物の摂取量も減っている。
そのため、カ ロリーの摂りすぎ、

炭水化物の摂りすぎが肥満の原因ではなく、

運動不足や脂肪の摂りすぎが原因だと、

よく言われる。

 


しかし、伊藤先生は、

「個々の肥満患者を診ていると、彼らは確実に摂取カロリーが多い」、

「平均で変化がないのは、痩せ(特に若い女性)と肥満の二極化の結果であり、単に平均のグラフの動向から判断するのは早計である」

と指摘する。

 


また、米国では、

肥満人口がここ初年間増え続けているが、

脂肪からの摂取エネルギーは実は減少している。

 


反対に増えているのが炭水化物、

特に炭水化物を多量に含んだスナック菓子類だ。

 


カロリーの摂りすぎ、

糖分の摂りすぎが問題というのは、

痩せ型の糖尿病でも同じこと。

 


痩せ型の糖尿病は、カロリー摂取、

糖分摂取に見合っただけのインスリン分泌が

できていないことが原因だ。

 


つまりは、

カロリーを摂りすぎている状態で発症しやすく、

ブドウ糖を控えれば発症を抑制しやすい。

 

血糖が上がれば食欲も増す

 

さて、砂糖のGI値88.5というのは

低いのだろうか?

 

88もあるのだから、

個人的には「高いのでは?」

と思ってしまう。

 

 

そもそも血糖を上げる直接的な原因が、

炭水化物中のブドウ糖だ。

 


食後高血糖や高インスリン血症

(血液中のインスリンが常に高い状態のこと)

が長く続くと、

インスリンに対する感度が弱まり、

最終的には糖尿病の発症につながる。

 


しかも、

血糖を上げやすい高GI食品では、

「食後の高血糖のため高インスリン血症となり、

その持続のため、

血糖が下がってきてもなおインスリン値が高く、

そのため低血糖気味になることで

カウンターホルモンの分泌を促し、

食欲克進が生まれる」

とも、伊藤先生は説明している。

 


簡単に言えば、

血糖を一気に上げやすい食べ物は、

血中のインスリンを増やし、

逆に低血糖に傾く反動で

食欲を高めてしまうということ。

 


だから、つい食べ過ぎてしまいやすい。

 


一方で、

糖分が不足することのデメリットはどうか?

 

 

確かに、脳や赤血球、網膜などは、

ブドウ糖をエネルギー源にしている。

 


「じゃあ、足りなくなるとやっぱり困るね」

と思うかもしれないが、

摂取カロリー量

(あるいは摂取糖分量)が少なくても、

血中のグルコース濃度を

一定に保つメカニズムを体はちゃんと持っているのだ。

 

 

炭水化物を食べものから摂れない場合は、

肝臓や腎臓でたんぱく質、

脂肪からグルコースがつくられる。

 


これを「糖新生」と言い、

1日200g程度は作ることができると言われている。

 


それに、

グルコース以外にも

脳が使えるエネルギー源がある。

 


それが「ケトン体」だ。

 


ケトン体とは、

脂肪を分解するときに発生する成分。

 


だんだん血糖値が下がってくると、

脳はケトン体を使い始めるのだが、

その方が脳の機能が上がる

という報告も複数あるほどだ。

 

結論

砂糖以上に悪い「果糖ブドウ糖液糖」

冒頭でも伝えたが、

「砂糖は体に良いか?悪いか?」

と聞かれたら、僕の答えは一言。


「やっぱり悪い」だ。

 

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血糖値を一気に上げて、

インスリンを大量に出し、

血糖値を一気に下げるのだから、

どう考えても良くない。

 


糖分をとり続けると、

認知機能が悪くなることもわかってきている。

 


それに、

お腹の中の腸内細菌叢が変わり、

糖を好む腸内細菌になってくる。

 


その状態でハイフアツトな食事をしていると、

悪い胆汁酸が出てがんになりやすいとか、

いろいろな悪影響が報告されている。

 


砂糖の依存性も指摘されていて、

「白い麻薬」

などと呼ばれることもあるほどだ。
ただし、砂糖以上に悪い甘味料もある。
それが、「果糖ブドウ糖液糖」。

 


砂糖以上に血糖値をパーンと上げてしまう、

困り者だ。

 


トウモロコシから作られた甘いシロップで、

果糖の含有率が50%未満のものは

「ブドウ糖果糖液糖」、

50~90%のものは

「果糖ブドウ糖液糖」、

90%以上のものは

「高果糖液糖」と呼ばれる。

 


砂糖は冷やすと甘みが減るけれど、

この果糖ブドウ糖液糖は

冷たい方が甘みが強まる。

 


だから、

冷たい飲み物に引っ張りだこなのだ。
スーパーマーケットやコンビニに並ぶ

スポーツ飲料や炭酸飲料、

甘いドリンクの原材料名を見てほしい。

 


必ずと言っていいほど、

果糖ブドウ糖液糖と書かれている。

 


飲料業界には申し訳ないけれど、

果糖ブドウ糖液糖の名前を見つけたら、

手を引っ込めたほうがいいかも。

 

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甘いドリンクほど危険なものはない。